ip route show コマンドを実行するとLinuxのルートテーブルを確認できます。
$ ip route show
default via 10.68.128.1 dev eth0 proto dhcp src 10.68.128.4 metric 100
10.68.128.0/24 dev eth0 proto kernel scope link src 10.68.128.4
168.63.129.16 via 10.68.128.1 dev eth0 proto dhcp src 10.68.128.4 metric 100
169.254.169.254 via 10.68.128.1 dev eth0 proto dhcp src 10.68.128.4 metric 100
1行目の default はデフォルトの宛先を示しており、明示的に指定されていない宛先についてはこのルートが使われます。10.68.128.1 は次のルーター(ネクストホップ)を示しており、これがデフォルトゲートウェイとなります。
2行目の宛先 10.68.128.0/24 は コマンドを実行しているホストが所属するネットワークセグメントです。従ってルーターを経由せずに直接通信できるため via の部分の記述がありません。
3行目は宛先 168.63.129.16 に通信をするときは、次のルーター 10.68.128.1 を経由させ、というルートです。10.68.128.1 はデフォルトゲートウェイなので、この記述がなくても168.63.129.16 宛の通信は10.68.128.1 にフォワードされますが、ここでは何らかの理由により明示的にルートが追記されいます。
4行目は3行目と同様です。
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